カーテン物語……防炎したいねカーテンの巻

 カーテン物語……防炎したいねカーテンの巻そんな事だから、私達はその列車を運行する運転士の部屋の後ろで、小さなマド越しに前を見ながら、列車が進行するのを黙って、そして小さくなって、たたずんでいる。大人のくせして、変な格好の乗客が5人、立っている事になる。だがそんなことに気が付く人はいない。

 それだけは救いであった。あきは、運転席に釘付けで、運転手の動きを観察している。それもそのはず、彼女は最近パソコンを買ったのだ。ただ単に、時代遅れになるのが嫌なのと、コマーシャルの影響だ。買った。は良いが、使い方を知らない。と言うよりは、使う必要がない。

 だからゲームをしている。その中でも、「電車でGO」が気に入っている。ちょっと時代遅れだ。ただその運転が問題で、いつでもアクセル全開なのだ。一応要所ではブレーキを掛けるのだが、それ以外は何時でもアクセルを全開にしている。

 その彼女が、「ねぇ。見て、見て、この運転手。ちゃんと時刻を気にしているよ」当たり前である。「ねぇ。ねぇ。見て。ちゃんと線の所で列車が止まったよ」ついには「解った。解ったわ。例の「キンコンキンコン」となる音。列車がポイントを通過しないといけない駅の時だけ鳴るのよ」

 「ふーん。それでなんでその駅だけ鳴るの」そう私が訪ねると、「そこまでは解らない」「それはATC。オートマチック…トレイン…コントロールの略だ。つまり列車が間違った走行をした時に、それを自動的に修正するもので、列車を制御する装置の事。その作動音が聞こえているからだよ」

 そう説明すると、妙に納得して感心していた。もっとも私は適当に言ったのだが。「ふーん。冨雄はいろんな事知っているね」と言って私の方を見た。「ついでだから違う事も教えてやるよ」私は、そう言ったが、直ぐに、「面倒だからまた今度な。何かの機会があれば教えてやるよ」……ニトリのカーテンへの通販に続く。

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